コピーサイトの存在に気づいたら。
ある日突然インデックスに現れるコピーコンテンツやコピーサイト。
サイトデザインや記事内容などの著作物を、丸ごとあるいは一部を不正に使用して、
自サイトの著作物のように扱ってしまうのは、当然ながら権利侵害行為です。
そのような不当な行為には落ち着いて粛々と対応しましょう。
今回はそんなコピーサイトへの対処法を簡単に3ステップにまとめました。
あなたのサイトもいつか突然パクられるかも。
覚えておいて損はなし!この機会に確認しておきましょう。
STEP1.サイト管理者への通知
Whois検索でサイト管理者の情報を取得する。
無断でコピーされたサイトやコンテンツを発見した場合、まずはサイト管理者へ連絡し権利侵害の通知を行いましょう。
フォームが設置されていたり、連絡先がサイトに明記されていれば問題ありませんが、そういったケースは少ないでしょう。そういった場合、以下のようなサービスで問題のドメインを検索してサイト管理者の情報を取得します。具体的にはドメイン登録者やサーバー管理者の名前やメールアドレスなど連絡先、利用しているサーバー会社の情報を取得できます。
ブログサービスなど独自ドメインでない場合や、サイトの管理者情報が代行開示されている場合(多くはこのパターン)は、判明したサーバー会社や利用サービスの提供会社に問い合わせと権利侵害の報告を行います。
こちらはSTEP3にて解説します。
ただし先に念のため記録を取っておく。
サイト管理者への通知を行う前に、言い逃れを防ぐためあらかじめ不正に使用された記録を取っておきます。
ウェブ魚拓サービスの利用やキャプチャ、流用が分かるソースコードのコピーなど、可能な範囲で集めておきます。
STEP2.著作権侵害の報告(Googleへの削除依頼)
サイトの管理者への通知を行うと同時に、Googleへ著作権侵害による削除依頼を行います。
Google では、デジタル ミレニアム著作権法(原文はアメリカ合衆国著作権局ウェブサイト http://www.copyright.gov を参照)およびその他の適用される知的財産法に基づく著作権侵害の申し立てに対して、適切な対応をとることをポリシーとしています。Google による対応としては、権利侵害行為の対象であるとの申し立てを受けた著作物を削除するかアクセス不可能にする、登録ユーザーへのサービスを停止するなどがあります。著作権侵害の報告: ウェブ検索
以下フォームより著作権侵害の報告を行います。
※なおこちらの申し立ては第三者による閲覧が可能なため、正確な記述を心がけましょう。
ケースにより異なりますが権利侵害が明らかな場合、かなり早く対応を行ってもらえます。
実際に報告から数時間で検索結果から削除されたケースもあるようです。
STEP3.サーバー会社への報告
検索結果からの削除依頼を済ませたが、サイト管理者への連絡手段が無い場合は、
サーバー会社や利用されているサービス提供会社(ブログサービスなど)に権利侵害の報告を行います。
各会社のフォームより問い合わせます。
代表的なものを以下に記載します。
会社ごとに対応は異なりますが、会社による確認や削除依頼をかけることができます。
またサーバー会社を経由して、権利侵害の通知をサイト管理者へ転送してもらえる場合もあります。
さらに踏み込んだ対応を行う場合は、登記事項証明書(法人の場合)などの提出が必要です。
そのほかの対応(直リンクの拒否)
不利益が無いなら放っておくのも手。
権利侵害が明らかな場合、Googleの検索結果からは早々に削除されサーバー会社などから管理者に通知が届きます。
ここで管理者によってページが削除されたり、問題の内容が修正されれば無事対応は終了となります。
ただし検索結果からは削除されても、ページ自体は修正されず放置されてしまうケースも多々あります。
そういった場合は、被る不利益とそれ以上の対応にかかる時間/金銭的コストに鑑みて対応を決定しましょう。
不正サイトからの直リンクは放置せずに対応を。
画像はもちろんJS/CSSなど、直リンクされて余分にリソースを使われてはたまりません。
悪質なサイトに直リンクされている場合、.htaccessによる直リンク対策を行っておきましょう。
CSS/JSなど外部ファイルの直リンク対策
以下の記述によって、外部ファイルの直リンクを一括拒否します。
#特定サイト以外の直リンクを拒否 SetEnvIf Referer "^http://www\.yoursite\.com" ref_safe SetEnvIf Referer "^$" ref_safe order deny,allow deny from all allow from env=ref_safe
この.htaccessファイルを、直リンクされたくないファイルが格納されているディレクトリにアップします。
リファラをもたないアクセス(アドレスバーへの直入力など)も拒否する場合、二つ目のSetEnvIf は必要ありません。
また複数サイトを許可する場合、1行目のサイトURL行を列挙することで設定が可能です。
イメージファイルの直リンク対策
イメージファイルの直リンクを一括拒否してしまうと、検索エンジンに対してやSNSなどで使うogイメージなども含まれてしまうため、ここでは特定サイトからの直リンクのみ拒否する記述をご紹介します。
#特定サイトからの直リンクを拒否 <Files ~ "\.(gif|png|jpg|jpeg)$"> SetEnvIf Referer "^http://www\.site\.com" ref_out order allow,deny allow from all deny from env=ref_out </Files>
参考:直リンクを防ぐには?…禁止と言っても無駄 [ホームページ作成] All About
こちらのファイルをサイトのルートディレクトリにアップします。
ファイル形式の記述を追加することで、別形式のファイルもアクセス拒否に設定できます。
まとめ
今回は突如現れるコピー/パクりサイトへの対応をまとめました。
コピーサイトとはいえ(一時的にでしょうが)上位にインデックスされてしまうこともあります。
検索するユーザーに誤解を与えるのも避けたいですし、何より気持ちのいいものではありません。
正直面倒ですがしっかり対処していきたいところです。ではまた!
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